第1試合 10:30 LONDRINA 4(試合終了)3 Snr EAGLES
得点経過:10分相羽祐希(S)0-1、18分浅川寿一(S)0-2、18分神保慶太(L)1-2、20分出浦知弘(S)1-3、21分荻窪孝(L)2-3、22分荻窪孝(L)3-3、39分大地悟(L)4-3
2部降格が決定したセニョールと下位3位が決定しているロンドリーナの対戦。セニョールとしては1部で最後の試合を勝利で終えたいところだった。
試合は互角の立ち上がりを見せる。しかし、運動量、個人技で勝るロンドリーナが序々に支配し始める。しかし、先制はセニョール。十八番であるロングボールをゴール前に放り込む。ロンドリーナDFがクリアミスしたボールを相羽祐希が押し込んだ。追加点は18分。またもやロングパスを裏で受けた浅川寿一が鮮やかなループシュートを決めてみせる。しかし、数十秒後、ロンドリーナも神保慶太がジオゴからのパスを決め、すぐさま取り返す。このまま前半終了。
後半早々、阿久津貴志がエリア外で処理しようとしたボールを出浦知弘がカットし、無人のゴールへ流し込む。だがセニョールは前半同様、得点直後がぴりっとしない。21分、22分に荻窪孝に連続ゴールを決められたちまちリードはゼロに。その後はロンドリーナがポゼッションを保持し、セニョールがカウンターを仕掛ける「らしい」展開に。そして、同点で終了するかと思われた29分。サイド深い位置に開いた大地悟が、ジオゴからのシュートパスを決め、ロンドリーナがギリギリで勝利した。
試合後、サポーターに挨拶にいくセニョールの面々。こみ上げるものがあったのだろう。監督の八尋智志はうずくまり、しばらく起き上がれなかった。
第2試合 12:10 Black Shorts 3(試合終了)4 コロナFC/権田
得点経過:1分一木秀之(B)1-0、10分中川晋太郎(権)1-1、11分斉藤和久(権)1-2、15分朏島慎吾(権)1-3、35分多田大輔(B)2-3、37分内田淳二(B)3-3、39分中川晋太郎(権)3-4
すでに、残留を決めたチーム同士の対戦。この試合は自分たちのプライドをかけた戦いとなった。まずは開始1分、一木秀之が決めてブラックショーツが幸先良く先制する。ここからブラックショーツは勢いに乗り、ほぼハーフコートマッチの様相で攻め続ける。しかし、権田にしてみればこれも想定内。いつもどおりの堅い守備を続け、ブラックショーツに得点を許さない。攻撃し続けるブラックショーツは前掛りになり追加点を狙い続けたが、そのスキを権田は見逃さなかった。これまたいつも通りの機を見たカウンターで逆にブラックショーツゴールに襲い掛かる。まずは10分、中川晋太郎が決めて同点にすると、さらに11分には斉藤和久が決めて逆転。さらに15分、今度は朏島慎吾が決めてリードをさらに広げる。権田はボールポゼッションも低く攻められ続けながらも、鋭いカウンターでリードして前半を終えた。
後半も攻めるブラックショーツ、守る権田という図式はほとんど変わらない。試合が動いたのは終了間近になってから。ブラックショーツは35分に小島修人からの折り返しを多田大輔がダイレクトで決めて1点差に。さらに37分、シュートパスを内田淳二が押し込んで土壇場で同点に追いつく。しかし、まだ試合は終わらない。得点直後のブラックショーツはゴール前のファールで退場者を出してしまう。一人少なくなったブラックショーツはしばらくは凌ぐ。しかし39分に、権田の中川晋太郎が一瞬のスキをついたロングシュートを決めて権田が再逆転。権田は下位リーグ4位、ブラックショーツは下位リーグ2位で今シーズンの関東リーグを終えた。
第3試合 13:50 府中AFC 2(試合終了)1 SHARKS
得点経過:19分会田晃二(S)0-1、27分岩見祐介(府)1-1、36分小山剛史(府)2-1
ファイルとの得失点差22を考えると優勝は限りなくゼロに近いが、府中はできるだけ多くの得点を挙げたいところ。逆にシャークスとしては地域チャンピオンズリーグ出場の可能性が残っているだけに勝っておきたい一戦だ。
試合開始直後から当然のごとくシャークスは前からプレスをかけていく。これが府中のミスを誘い、序盤の5分間はややシャークス優勢に。府中は徐々にリズムを取り戻すが、前半10分、小山浩二が二枚目のイエローカードをもらい退場してしまう。シャークスはここぞとばかりに攻め、しかし数的有利の2分間に放たれた計8本のシュートはことごとく府中の気持ちの入ったディフェンスに阻まれる。5人に戻った府中は勢いに乗るが詰めが甘く得点には至らない。そして前半残り41秒、シャークス神敬治のゴール前でのシュートを中沢亮太がなんと手で止めてしまう(ように見えた)。レフリーはイエローカードを出したが、中村恭平監督は故意ではないと抗議する。抗議は限りなく紳士的に見えたが、中村監督は退場処分に。シャークスはこのPKをきっちりと決め、前半を1点リードで折り返す。
後半も激しく攻守が入れ替わる展開に。両チームにチャンスが訪れるが、シュートはポストやバーに跳ね返される。5分を過ぎたあたりからやっと府中の攻撃にエンジンがかかり、そして27分右サイドを突破した岩見祐介がエンドラインぎりぎりから強引にシュート。これがファーサイドのポストに当たりゴールに吸い込まれる。1-1の同点とした府中は、その後も攻撃の手を緩めない。36分、右サイドでボールを持った河原優が、攻守の切り替えの隙を突きゴール前でフリーになった小山剛志へパス。小山はこれを豪快にゴールへ突き刺し、府中が逆転する。シャークスはパワープレーで点を取りに来るが、府中に守りきられ試合終了。府中の優勝の目はファイルフォックスが22点差以上で負けることが条件になってしまった・・・。
第4試合 15:30 FIRE FOX 3(試合終了)1 MALVA
得点経過:2分伊藤正範(F)1-0、10分伊藤正範(F)2-0、33分千綿リカルド(M)2-1
前の試合に府中が勝ちはしたものの得失点差は22と現実的に優勝を手中にしているファイルフォックスと上位リーグで勝点を1点も挙げることのできていないマルヴァの一戦
。マルヴァとしては勝点を1でも挙げたいだろうが相手は首位のファイルとそう簡単にはやらせてくれないであろう。
試合序盤は順位通りの試合展開。圧倒的にボールを支配しシュートに繋げるファイル。対するマルヴァは手も足も出ず得意のカウンターも実らない。先制ゴールの起点は今乗りに乗っている稲葉洸太郎。稲葉が2人を引き付け出したパスを受けた伊藤雅範がゴレイロに当てながらも決めて先制する。追加点もファイル、伊藤雅範&稲葉洸太郎のコンビ。稲葉洸太郎がゴール正面からシュートを放つと、ゴレイロの弾いたボールが再び足元に返ってくるとシュートフェイントでブロックに来たDFを交わすが足もつれて次のプレーに移れない。すると左から回り込んできた伊藤雅範が止まっているボールを強烈なトゥーキックシュート。これがゴールに突き刺さり2点差に。ここからは試合が膠着する。マルヴァもファイルのプレスが緩くなったこともあってチャンスは作ったが得点には至らず、前半は2-0で折り返す。
後半に入るとマルヴァも意地を見せる。後半序盤から得意のカウンターから度々チャンスを作る。たまらず、ファイルもファールが重なり残り11分で5ファールに。俄然勢いずくマルヴァ。すると33分ピヴォの位置に入った平野司の落としを千綿リカルドが豪快にゴール左下に叩き込んで1点差に。だが、ここからファイルが試合巧者ぶりを発揮する。前半のようにボールを持つと長い時間ポゼッションしリスクは犯さず攻め、相手にカウンターを許さない。そして、その後決定的なチャンスもマルヴァは迎えるが決められずファイルが凌ぎきって見事優勝の栄冠に輝いた。上位リーグ5戦全勝と文句なしで王者に返り咲いたファイル。木暮賢一郎の離脱、難波田治とファイルの顔であり象徴であった選手たちを欠きながらも、新しいメンバーとこれまでのファイルを支えたメンバーが見事に融合しこれまどは違う新生ファイルの強さは本物だろう。
第5試合 17:10 BOTSWANA 2(試合終了)3 CASCAVEL
得点経過:5分稲田祐介(C)0-1、9分マルコス本田(C)0-2、25分横江怜(C)0-3、35分神尾佳祐(B)1-3、38分太見寿人(B)2-3
関東リーグ最終節、最終試合は前節まで勝ち点27で3位のボツワナと勝ち点25で4位のカスカヴェウの対戦。3位以内の地域チャンピオンズリーグ出場権がかかったこの試合は、ボツワナは勝ちか引き分け、カスカヴェウは勝てば、その権利を得る事が出来る。
ボツワナ太見寿人のキックオフシュートで始まった試合は、カスカヴェウのペースで展開していった。先ず5分に、センターライン付近で金川武司からボールを奪った稲田祐介がそのままドリブルで持ち込み、ゴレイロとの1VS1を落ち着いて決めて、カスカヴェウが先制。更に9分、ボツワナが2VS1と数的有利の決定的な場面を作るも、決める事が出来なかったすぐ後に、ボツワナゴール付近でボツワナの選手のクリアしたボールがゴール前にいたマルコス本田の前に転がり、これをマルコスが決めてカスカヴェウが追加点を挙げる。
その後、ボツワナも反撃に出ようとするがカスカヴェウのゾーンディフェンスを崩す事が出来ず、ほとんど決定的なシーンを作れないまま、前半はカスカヴェウが2点リードのまま折り返す。
後半も前半と同様に、カスカヴェウがペースを握る。後半5分に、ドリブルで持ち込んだ稲田から右サイドでパスを受けた金山友紀がディフェンスとゴレイロを引き付けた所で、逆サイドを駆け上がった横江怜へパスを送り、横江が無人のゴールへシュート。流れるような攻撃で差を3点に広げる。ボツワナは後半もカスカヴェウのディフェンスをなかなか崩せない状態が続き、試合はこのまま終わるかと思われたが、後半14分に稲田が体ごとゴールに押し込んだシュートがハンドの反則を取られ、カスカヴェウが5つめのファールを犯してしまった辺りから激しく動き出した。
後半15分、右サイドで縦パスを受けた神尾佳祐が逆サイドのネットに突き刺さる見事なミドルシュートで1点を返すと、残り2分を切った所でカスカヴェウの6ファールにより第2PKを獲得。太見のシュートは、古庄亨にセーブされるも、その直後再びカスカヴェウのファールにより第2PKを得て、今度は太見がキッチリ決めて、1点差に。地域CL出場の為には引き分けでいいボツワナは1点を取りに猛攻を仕掛ける。カスカヴェウも必死で守るが、残り11秒、ゴレイロが飛び出してしまったカスカヴェウゴール前の混戦から抜け出した太見が無人のゴールへシュートを放つ。観客の誰もがボツワナが同点に追い付いたと思った瞬間、カスカヴェウ横山哲久がラインギリギリでクリアし、1点差のままカスカヴェウが逃げきり、地域CL出場権を勝ち取った。
第8回関東フットサルリーグ最終的な順位と各表賞選手は以下の通りになった。
●最終順位
◇上位リーグ
1.FIRE FOX 勝ち点35
2.府中AFC 勝ち点32
3.CASCAVEL 勝ち点28
4.BOTSWANA 勝ち点27
5.SHARKS 勝ち点25
6.MALVA 勝ち点17
◇下位リーグ
1.PREDATOR 勝ち点26
2.BlackShorts 勝ち点24
3.LONDRINA 勝ち点23
4.コロナFC/権田 勝ち点15
5.FUTURO 勝ち点13
6.SnrEAGLES 勝ち点8
※優勝はFIRE FOX。地域CL出場はFIRE FOX 、府中AFC、CASCAVEL。関東2部降格はSnr EAGLES。
●BEST5
遠藤晃夫
稲葉洸太郎
小宮山友祐(以上、FIRE FOX)
小山剛史(府中AFC)
金山友紀(CASCAVEL TOKYO)
●得点王
◇上位リーグ
小山剛史(府中AFC)
◇下位リーグ
藤井健太(PREDATOR)
長尾慎吾(コロナFC/権田)