第17回バーモントカップの優勝は東京ヴェルディ1969ジュニア!!(写真&決勝レポート付き)
本日駒沢体育館で行われました第17回バーモントカップを制したのは東京都代表の東京ヴェルディ1969ジュニア。昨年の準優勝の雪辱を見事に果たして、5大会ぶりの5度目の優勝となった。

決勝戦
(10分ハーフのプレイイングタイム・延長戦は3分ハーフのプレイイングタイム)
津ラピドFC 6(5PK6)6 東京ヴェルディ1969得点経過:0分(開始5秒)森田空(津)1−0、1分澤井直人(東)1−1、2分森田空(津)2−1、7分菅嶋弘希(東)2−2、7分川崎雅哉(津)3−2、7分菅嶋弘希(東)3−3、16分川崎雅哉(津)4−3、18分品田賢祐(東)4−4、19分澤井直人(東)4−5、19分森田空(津)5−5、延長前半1分菅嶋弘希(東)5−6、延長後半2分川崎雅哉(津)6−6
PK戦 1 2 3 4 5 6 7
東京 O O X O O O O
津 O O X O O O X
戦前の予想では平均身長で7cm、体重で9kgもの体格差があり、ここまでも他チームをフィジカル、テクニックで圧倒してきた東京ヴェルディの優位とされていた。さらに、今年の東京ヴェルディはサッカーの全国大会でも数多く優勝をしていて、この年代では抜けた存在でもあった。
(写真左)開始5秒の先制点を含む3得点の森田空。(写真右)両チーム最多の21本のシュートを放ち3得点を挙げた川崎雅哉。
しかし、試合はその予想を大きく覆す展開に。「試合前に最初のシュートをウチが打つんだと選手には言いました」(ラピド・澤田監督)。キックオフからロングボールをゴール前に蹴ると合わせた森田のヘディングシュートがクロスバーを叩く。そのリフレクションに詰めた川崎のシュートに再び森田が合わせ開始5秒での先制ゴールを挙げ、監督の期待に選手が見事に応える最高の滑り出しをがみせる。それでも東京ヴェルディは慌てなかった。「相手が引いたこともあって必然的にポゼッションは高くなった」(東京ヴェルディ永田監督)の言葉通り、圧倒的にボールを支配し、個々の力で相手を崩しにいくと、すぐさま同点に追いついてみせる。
これがこのシーソーゲームの始まりとなる。同点に追いつかれたラピドがCKから再びリードを奪い返せば、東京ヴェルディも菅嶋の個人技で再度追いつく。一進一退の攻防が続き前半を3対3で折り返す。
後半も先手を取ったのはラピド。川崎が相手のパスを高い位置でインターセプトするとそのままドリブルで持ち込み、鮮やかなシュート決める。しかし、まだまだシーソーゲームは続く。今大会で一際目を引いていた身長170cmと小学生離れのフィジカルを持つ品田が利き足の左足から放った強烈なロングシュートをゴールに突き刺してみせる。このゴールには会場の小学生達から『すげー!!』とどよめきが起こった程だった。
(写真左)4点目を決めた東京ヴェルディの品田賢祐。(写真右)決勝ではゴールこそ挙げられなかったがキャプテンとしてチームを攻守にわたって支えていた高木大輔。
このゴールで勢いついた東京ヴェルディは残り44秒で遂に逆転を果たす。ラピド万事休すと会場の多くの人が思った矢先、残り32秒で前からプレスにいった森田が170cmの品田からゴール前で相手ボールを奪い、体を投げ出しながらシュートを放つとGKの股を抜けたボールがゴールへ転がり込む。再び会場がどよめく。「負けた状況で引いてもしょうがない。前からプレスして行け!」という監督の指示を受けた選手たちの気迫が生んだゴールだった。そして5対5のままタイムアップ。延長戦へと勝負は持ち越された。
だがここでもゲームは決まらない。延長前半に東京ヴェルディが再びリードを奪う。だが延長後半残り51秒でラピドはまたも前からのプレスで相手のクリアボールをブロックする。するとブロックしたボールがゴールに吸い込まれて、土壇場で同点に持ち込んだ。息の詰まるようなハラハラドキドキの決勝戦はPK戦に勝負をゆだねることに。
そしてここにもドラマが待っていた。
準決勝のでPK戦でもそうだったのだが、高木はPK戦ではゴレイロも務める。「過去にもPK戦のGKをやらせたことはあります。勝ち気で反射神経もよく、父親譲り(彼の父はプロ野球で活躍した高木豊氏)の勝負強さがある」(永田監督)という理由からだ。そして3本目、東京ヴェルディのキッカーはキャプテン高木。しかし、彼のシュートはラピドの守護神・倉田に防がれる。その裏、キッカーはラピドのGK・倉田。そして、これまた倉田のシュートを高木が止め自らのミスを帳消しにすると共に傾きかけた流れも引き戻す。そして、サドンデスになったPK戦の7本目ようやく、試合が決着する。先攻の東京ヴェルディが決めたのに対し、ラピドの最後のキッカーのシュートはゴール右に外れ激闘に終止符が打たれた。
最後のシュートを外した選手はその場で泣きい崩れてしまう。するとそこに他の選手も集まり励ましながら共に涙を流していた。その後ろでは緑の輪が歓喜に酔いしれている姿が対照的にあった。
(写真左)3本目のPKを止められ頭を抱える高木。止めたのはラピドの守護神・倉田(写真右)応援してくれた人に手を振る東京ヴェルディの後ろには泣いているラピドの選手の姿が。
<その他の試合結果>
●準決勝
あぐり西町フットボールクラブ 1−2 津ラピドFC
アンフィニMAKI.FC U-12 3(4PK5)3 東京ヴェルディ1969ジュニア
●フェニックストーナメント
BUDDY・FC 2(5PK3)2 アストロン
江南南サッカー少年団 1(3PK5)1 宮崎東サッカースポーツ少年団
津志田FC 1ー4 前橋エコークラブ
総和南フットボールクラブ 1(4PK1)1 井口フットボールクラブ
●フレンドリートーナメント
FC solceu 3(4PK1)3 静岡・城内フットボールクラブ
芦原サッカースポーツ少年団 3(5PK4)3 鶴岡城北サッカースポーツ少年団
アルチ富山フットボールクラブ 0−1 万々FC
AVANCAR FOOTBALL CLUB 4(1PK4)4 スポーツネットサッカークラブ


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